超訳 ブッダの言葉/小池龍之介
2017/09/03
約2500年前の釈迦の教え。釈迦が弟子などに対して話したフレーズの訳であるが、現代の人に読みやすいようそのニュアンスが一部変えられているという。
一つ一つ意味あるフレーズに解説的な文章が添えられとても読みやすくわかりやすい。
ブッダの言葉というのは今でこそ様々な分野にわかれていった科学、文藝の大元であり人間が生きていくという事に関しての全体的な学問の一つとして考えても良いと思う。
つまり元々色々なジャンルが無かった時代に「人」を対象にしたすべてという一つしかなかったわけで、自然環境から人間の物理的な身体、こころ、あらゆる生活における術についてよくよく観察し一つの提案をしたということだ。
それゆえある意味万能でありどのジャンルにでもあてはまる(当たり前だが)が、さすがにこの言葉が語られた時代と現代とではすべてが全く同じというわけではない。もちろんこのいつも同じではないという「無常」についてもブッダは語っているがその理解を深めるために現代人にわかりやすくしてくれた本といったところだろう。
読めば読むほど一言一言に深い意味を感じるようになり生活の中でも活かせるようになる気がする。
一度流し読みをした後は時々読み返してぱっと開いたページを数ページ読んでみるの良い使い方かもしれない。
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本書もくじ
1.怒らない
2.比べない
3.求めない
4.業を変える
5.友を選ぶ
6.幸せを知る
7.自分を知る
8.身体を見つめる
9.自由になる
10.慈悲を習う
11.悟る
12.死と向き合う