般若心経の科学/天外伺朗
2017/08/20
宗教と科学というと随分とかけ離れた話のようにも見えるがまだまだ科学が未発達だったむか~しむかしは人間に関する事も周辺の自然に関する事も多くが宗教が担っていたのではないだろうか?
般若心経というのはお釈迦様が悟りを開きそれを弟子たちに言い伝えたお経の中のエッセンスと言われるほど短いお経でたった276文字のなかに様々なこの世の真理をつたえ、人々を苦しみから救ったというもの。
著者はこれまた宗教とは関係なさそうな工学博士。最近、量子力学とこころの関係なんかも流行っている気がする。
その量子力学の分野の一つで今の所科学という範囲の中で解明(定義?)されている事柄とこの般若心経が言っている事の一致に魅了されている著者による般若心経の解釈の仕方が書かれている。
お経って言い伝えられたもので人によって若干の解釈の違いが出てくるもの。聞く人聞く人によって。
そんな中で現代の科学に照らし合わせているところがおもしろい。
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本書もくじ
1章:「呪」-「呪文」は効くのか?
2章:「観自在菩薩」-あなたの心の中にも観音様は眠っている
3章:「度一切苦厄」-すべての「苦」が消え去る時
4章:「色即是空」-「空」の概念と「あの世」の科学
5章:「不生不滅」-あなたは、今「あの世」でも生きている
6章:「無眼耳鼻舌身意」-ないないづくしをどう読むか?
7章:「究竟涅槃」-人生は、体内から出て宇宙に帰る旅路
8章:般若心経瞑想法