目からウロコの脳科学/富永裕久・茂木健一郎
2017/09/04
脳科学というとテレビなどでも活躍されている先生が多く内容はとても難しいものであるにもかかわらず比較的一般的になり受け入れやすくもなっている。
この著書もその内容を少し構造的な説明や症例なども含めて説明している。
「こころ」がどこにあるのか?といった答えが見えない問題から普段の生活でよくある錯覚、錯視を例にした脳がどのように情報を処理しているのか?などについてもとてもわかりやすく書かれていた。
意識についてもいったい何なんだろう?という難しい事よりも実用的にどこに何に意識を向けるとどうなるといった生活に近い話がなされている点も読みやすさになるのだろう。
人によっては普段思っていた不思議が一つ解決するかもしれない。
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本書もくじ
第一章:脳と意識~<私>はいかにして生まれるのか
第二章:脳と障害~驚くべき脳の世界
第三章:脳と文明~人間と社会を変える脳
第四章:ハード・物質系~脳の基礎構造を知る
第五章:ソフト・現象系~脳の機能を知る
第六章:複合系~脳の多様性と進化を知る