「蜜息」で身体が変わる/中村明一
2017/09/04
みなさん「蜜息」という言葉を聞いたことがありますか?
これは著者であり尺八奏者である中村氏が演奏の時に使っている(普段からも使っているかもしれませんが)呼吸法の一つです。
呼吸というと胸式呼吸と腹式呼吸が一般的。しかし日本人の歴史的な生活背景(湿度が高く草木が茂り、土の上を歩きなど。。。)からこの蜜息を使っていたのではないか?
使うというと語弊があるかもしれません。蜜息をしていたでしょうか。
例えば着物を着る時、帯を腹でぐっと前に押し出すようにするとしっかりと着こなすことができる。この状態を続けるためにはこの蜜息という呼吸が理にかなっている。
この呼吸法は日本人ならではの骨盤の傾きからも説明がされておりなかなか奥が深い。
現代の脳科学にも通じる健康法にもなりうるのだろう。
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本書もくじ
序章:鍵は蜜息にあり
第一章:呼吸巡礼
第二章:蜜息の方法
第三章:呼吸の種類
第四章:骨盤の位置と姿勢
第五章:蜜息はいかにして生まれたか
第六章:日本人の動作
第七章:静止する文化
第八章:フオーカスイン/フォーカスアウト
第九章:「間」という概念
第十章:自分の音を発見する
第十一章:日本人の音色
第十二章:現代人のための蜜息