脳とサムシンググレート/茂木健一郎・養老孟司・村上和雄・竹内薫
2017/09/03
4人の共著である。そうそうたるメンバーの対談形式。これはシンポジウムでの対談をまとめ上げたもので当時の内容としてはかなり突っ込んだ話し合いがなされていたんだと思われる。
脳の働き、心理的な作用、哲学的思考、物理現象と様々な視点から意見がやり取りされていてとても面白い。テーマは大雑把に言えば自然だろうか?
脳内での働きによってこのように処理されているという話題も見ている現象は自然であるし、その脳を持っている人間は自然から生まれているという事から私はそのように思った。
遺伝子と脳との関係についても流石は専門家の集まりで時々グーグル先生にお世話になる用語もあったが基本は対談であり語り口調で書かれているのでとても理解しやすい。
脳・こころ・遺伝子・哲学・物理学に興味がある方は是非一度読んでみる事をお勧めします。
スポンサーリンク
本書もくじ
第一部:ミレニアム・サイエンス:人間とは何か
第二部:ナイトサイエンスの世界へようこそ。本当の「私」をつかまえる未来への旅
第三部:科学+哲学+文学。脳のクオリアと志向性ですべてが語れるじゃないか
第四部:多様性のサイエンスー脳+自然+都市の論理