ビジネスで大切なことはみんなレストランで教わった/岡田博紀
2017/08/21
たいとるがすべてを語っているように著者はレストランの経営をすることによってビジネスの根幹である部分の多くを経験として得ることができ、その知識、知恵、経験は他のビジネスにも通用するといった内容。
これを読んでいてとても共感が出来る事がたくさん、いやほとんどの事について共感した。
なぜなら自分自身もレストランの経営をしていて他の多くのビジネスに通用する根幹を学べたと実感しているから。
もちろん業種が違えば細かい部分についてはそれぞれの業界、業種によってこまやかな運用が必要な事もたくさんある。
しかし物を仕入れる、仕入れたものを加工する(加工しない場合はこの過程を省くだけ)、加工したものを人にうる、人に接する、人の気持ちを考える、働く人の気持ちを考える、人の流れを予測する、トラブルに対応する・・・・
全体を俯瞰すればするほどやる事は同じに近づく。この同じという言葉を誤解してはいけない。安易に「いや、違う!」という短絡的な考えをもっているうちは全体を見る力が及んでいないと思っても良いのだと思う。
この本を読んでその経験の多くをコピーできるわけではなくもちろんやった人にしかわからない「なんとなく」の感覚な部分もあるわけでこれから何かをはじめようとする人が読んですぐに何かを得られるわけではないが、気持ちのベースのベースとして懐に入れておいて損はないと思う。
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本書もくじ
第1皿:レストランで経理を学ぶ~まずは初心者でもわかる経理入門~
第2皿:レストランでマネジメントを学ぶ~いい店長のノウハウはすべてのビジネスに通じる~
第3皿:レストランで人事・教育を学ぶ~毎日楽しく働く。それが成果につながる~
第4皿:レストランで接客・サービスを学ぶ~ぼくのお店で働けば接客のプロになれる~
第5皿:レストランでマーケティングを学ぶ~やれば必ず結果が出る楽しい分野~
第6皿:自分の仕事を創る~自分のエッジがたっているところを探そう
第7皿:自分の会社を創る~企業に必要なものは何か
第8皿:ビジネスモデルを創る~ギャップにこそビジネスチャンスがある