スーパーボディを読む/伊藤昇
2017/09/03
著者は自らオリジナルの胴体トレーニング法なるものを開発し健康・武道道場を主催している人物。
人の身体というものの使い方はどんなジャンルでも大切な部分は同じであり自らの身体の機能や構造を理解したうえで上手につきあっていけば怪我も少なくより効率的に能力を発揮できると言う。
歌舞伎やダンスでの表現も手先だけ腕だけという事ではなく胴体から肩甲骨からといった一連の骨格・筋肉をすべて使っていく事に表現力が生まれるという。
スポーツや武道であればそれは表現ではなくパフォーマンスの良しあしになる。プロの世界で活躍している人物を良く観察すると著者の言うところの胴体力が高い。
そしてこれらの機能・構造はだれしも持ち合わせている物であって一流の選手にだけ特有のものではない。だから誰でも体操によってパフォーマンスの良い身体の使い方をすることができ、それは代謝効率をあげ(ダイエット)、綺麗な姿勢を作り、怪我も少なくなる。
決して難しい体操ではない上にとても簡単なのでやってみる価値はあると思う。
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本書もくじ
1.胴体力で差をつける
2.胴体力に迫る
3.正しい立ち方を身につける
4.胴体を細分化して考える
5.中心軸を体感する
6.スーパーボディを作る