知的好奇心~小人の読書~

自己啓発、ビジネス、政治・経済などなど社会人として興味を持って知識を蓄えられるような本のひと言感想と目次を記していきます。 小人が特に興味をもつ医療に関しては西洋・東洋・代替医療からスピリチュアルな領域まで幅広く読んでいます。 自己啓発系は思ってもないヒントにたくさん出会い仕事でも生活でも新しい気付きをあたえてくれます。 一個人の意見ではありますがご自身の専門分野、それ以外の分野と幅広い知識が時に役立つ事がありますので、読んでみたい本を探すきっかけになればと思います♪

【医療】

セレンディピティと近代医学/モートン・マイヤーズ

2017/09/03

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セレンディピティとは本来探している物とは別の、価値あるものを見つけ出す事、またはその能力のことです。

日常生活でも探し物をしていてず~~っと昔に必要だったものを別の所から発見するとかあると思いますが科学とくに医療において薬の発見にこの能力が使われていたという事例とこの「(単なる偶然ではないと思われる)偶然」を大切にすることによって科学発展の可能性があるという事を伝えていると思う。
通常の実験の中で犯したミスをそのままにせずに考察する。いつもと違う何か?に興味を持ち深く探求する。こういった行動がこれまでに多くの医薬品を生み出してきた。
地道に王道の文献通りに実験を重ねることももちろん大切なことだが全く新しい物というのはこういった偶然から生まれることが多いのだろう。

 

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本書もくじ

第一章:近代医学の夜明け
1.細菌説の誕生
2.細菌学の新時代
3.化学の時代
4.染料から医薬品へ
5.ペニシリン秘話
6.地中の宝
7.浮かび上がった謎のたんぱく質
8.胃の中の細菌
第二章:対がん戦争の火蓋を切ったニンニクの臭い
9.バーリ港の悲劇
10.葉酸の秘密
11.民間伝承薬ニチニチソウとビンカアルカロイド
12.白金の本当の価値
13.性ホルモンとがん
14.血管新生
15.アスピリンは痛み以外もやっつける
16.サリドマイド
17.病気のニワトリと発がん遺伝子の発見
18.ポリオワクチンの汚染ウィルスから見つかったもの
19.放射線被ばくの研究と肝細胞の発見
20.対がん戦争と大規模研究の時代
21.得られた教訓
第三章:震える水晶の糸が心臓の謎を解く
22.心臓電気の発見と心電計製作
23.カテーテルを自ら人体実験した男
24.ドッタリング
25.人造血管
26.ノーベル賞委員会はNOにYES
27.ハニー、問題は君じゃない。でも、それはNOだ
28.動脈硬化とコレステロール
29.血液をさらさらに
第四章:問題は人格ではなく、化学にある
30.それは夢から始まった
31.さまざまなショック療法
32.ナイフとアイスピックによる精神の治療
33.躁病患者の尿研究から生まれたもの
34.抗マラリア薬、抗ヒスタミン薬、そして抗精神病薬ソラジン
35.抗不安薬ミルタウン
36.抗うつ薬と脳内科学
37.間違っていた構造式
38.奇遇だね。私も同じ虫を飼ってるよ!
39.幻覚剤LSDの物語
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