タイムデザイン/泉正人
2017/08/20
本のタイトルの通り時間管理術についての書。
何となく時間は大切と考えてはいるものの気が付けば自分のやりたい事をする時間が足りないだとか仕事に追われて忙しいだとかといった時間がもっとあったらなぁ~という悩みを持つ人は多くいるのではないだろうか?
本書の中でもまず、時間というものの性質について分析しどいういったところから時間管理というものを行っていけばより個々人にあった時間の使い方ができるのか?を導いてくれている。
また、多くの人は自分の時間を労働に変えることのよって金銭を得て生活している。つまり時間=お金の考え方についてもその効率性を工夫することによってより自分の自由な時間が得られるという。
はじめに時間の性質について時間というものは二通りの考え方ができるとのこと。
それは「物理的時間」と「心理的時間」。
物理的時間とは常に均質で誰にとっても平等な時間。いっぱんてきに捉えられていて我々が使っている時間の単位もこちら。
一方心理的時間とは同じ物理的時間の単位の中、例えば1時間であっても友達と楽しくおしゃべりしている1時間と興味のない講義や説教を聞いている1時間の感じ方の差ができる時間。
この二つの時間の特性をさらに必要な事に費やしている、必要でない事に費やしているなどと細分化しある一部を効率化、またある一部をあえて非効率化させることで時間という価値を自分自身の人間の価値へと投資する術になりうる。
最終章では自分の時間を他人に使っていけることが何よりの自分の幸せになるというウォルトディズニーをはじめとした成功をおさめた人の究極の時間の使い方が記されていた。
実際にこの書を読んでもちろん行動しなければ何も変わらないので是非とも読んで自分の求める時間をつくりだしてみたいと思う。
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本書もくじ
第一章:時間の価値
第二章:時間の管理
第三章:時間をつくる
第四章:時間で稼ぐ
第五章:時間を使う
第六章:時間を生かす
第七章:時間を積み重ねる
第八章:時間を楽しむ
第九章:時間を与える