日本仏教の宗派/田村晃祐
2017/09/04
年の始まりを神社で行い教会で結婚式を挙げお寺でお葬式をする不思議な民族に生まれ育ち宗教観が全くと言っていいほどない。
その宗教の中の一つ仏教についても数多くの宗派がありそれぞれにどのような違いがあるのか?どういった経緯、歴史でもって今の宗派が残っているのか。
開祖となる人々の考え、つくりあげた経典、歴史を一通り眺めることができた一冊。
同じようなお寺で同じようなお坊さんたちがいるのに宗派というものがあって何が違うんだろうか?お互いは仲が悪いのかそうでもないのか?いろいろと気になるところはある。
深い部分は更なる書が必要になって来るかと思うが全体を眺めるのには重宝した。
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本書もくじ
1.宗派のなりたち
2.奈良の仏教:仏教教学の受容
3.天台宗:全ての人の成仏
4.真言宗:心と言葉と身体の秘密
5.浄土宗:開かれた念仏の教え
6.真宗:仏に任せ切った生活
7.臨済宗:闊達に生きる禅の系譜
8.曹洞宗:座禅がそのままさとり
9.日蓮宗:永遠のいのちに生きる
10.時宗:決定している救い