「気」は脳の科学/町好雄
2017/09/04
前著「気」を科学するの第二弾。より詳しい科学的データを重ねたことにより一歩前進といった所だろうか。
使われているサーモグラフィ、皮膚電位抵抗などの機器も年々精度が増しているだろうから2015年の今、同じ実験を行ったらもっと面白い結果が出るのかもしれない。
この「気」を科学するために非常に難しいなぁと思ったのは気功師を招集しなければいけない事。この気功師のレベル(?)によってデータにはばらつきが出るであろうという事。
まぁまだ何が何だかわからないものを少しでも見えるようにしよう!(データとして)という段階なのでこの辺はもう少し先に考えるべき問題なのかもしれないが。
いくつかの実験データからある程度の仮説は立てられる。検証実験も行っているがその精度と再現性、整合性と、まだまだ課題は残る。
でも何となく怪しいものというところからは抜け出せそうな印象を持った。
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本書もくじ
プロローグ:「気」と科学
第一章:「気」の全体像を見る
第二章:脳波は語る
第三章:「気」のスイッチとコントロール
第四章:「気」の脳力が測定できる
第五章:ハイテクで「透視」を透視する
第六章:データが語る「気」のいろいろ
エピローグ:非科学を科学する可能性