知的好奇心~小人の読書~

自己啓発、ビジネス、政治・経済などなど社会人として興味を持って知識を蓄えられるような本のひと言感想と目次を記していきます。 小人が特に興味をもつ医療に関しては西洋・東洋・代替医療からスピリチュアルな領域まで幅広く読んでいます。 自己啓発系は思ってもないヒントにたくさん出会い仕事でも生活でも新しい気付きをあたえてくれます。 一個人の意見ではありますがご自身の専門分野、それ以外の分野と幅広い知識が時に役立つ事がありますので、読んでみたい本を探すきっかけになればと思います♪

【医療】

第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界/傳田光洋

2017/09/10

Facebook にシェア
Pocket

著者は大手化粧品メーカー資生堂の研究員。専門は分子工学。皮膚に関しての研究をしていて皮膚科医(皮膚の病気を治す目的)という視点ではなく皮膚の構造とその活動を深く追及している。
一般的にストレスと皮膚との関係は感覚的に理解しうるが、その詳細な仕組みはわかっていない。ストレスという脳で処理されていそうな現象が皮膚に症状として現れるのはなぜか?実は脳を介していなく皮膚で感じ取って皮膚が症状を呈しているのではないか?など皮膚という器官の可能性について科学から離れない程度に斬新な表現で書かれている。
心との関連となると人での実験ができない為なかなか科学的データというもの自体が取りづらい。経験的データとしてあくまで予想の域ではあるが多くの興味深い機能が皮膚にはあるのだろうと思う。

 

スポンサーリンク

本書もくじ

第一章:皮膚は未知の思考回路である
第二章:表皮は電機システムである
第三章:皮膚は第三の脳である
第四章:皮膚科学から超能力を考える
第五章:皮膚がつくるヒトのこころ
第六章:皮膚から見る世界
Facebook にシェア
Pocket