儲かる一言 損する一言【田中靖浩】
2020/10/23
儲かる一言 損する一言
キャッチコピーを作る際にヒントとなるものの言い方、書き方について様々なパターンで提案してくれている著。
本の袖より
これまでの正攻法は良いモノ・サービスを生み出し、優れた点をアピールする。とにかく「低価格」で売れる量を増やす。規模が大きくなってコストが下がれば儲けがでる。といったものでしたが、売れない時代のビジネス奇襲としてはお客の心に寄り添ってサプライズを起こす!口コミでリピーターが増え、値下げをしなくても売れる!お金も人も時間も欠けずに儲けが出る!と言っています。
店舗ビジネスにおいてより良いヒントとなることが多いように感じましたがインターネット上でのコピーとしても十分使えるものがたくさんあります。
~~~少しネタバレ~~~
有名な話かも知れませんが通販で
「オペレーターがお待ちしています」
と単に状況をお伝えするのではなく
「話し中の場合はおかけ直しください」
というようにいかにもめっちゃくちゃ電話かかってきてるから(売れてるから)出られないこともあるぞ!という雰囲気を出すことによって心理的にこの商品は売れている、早く電話しないと売り切れてしまうかも?という状況を作り出す。
~~~ネタバレ終了~~~
こういった伝え方を変えるだけで人の心に変化を及ぼすことが出来る言い回しのパターンがたくさん記されている。ある程度読み込んでいけば著書内の例を参考に自分でもこういう伝え方にするとこういう効果がありそうだ!という風に扱えるようになるのではないだろうか?
どのようなビジネスでも営業は必須。営業には人の心を動かす言葉が必須。たくさん参考になることがこの本にはあった。
目次
第一章:悩みや困りごとを和らげる一言
第二章:キャッチ―な表現で注目を集める一言
第三章:ガツガツ売り込まず、お客を振り向かせる一言
第四章:オススメを気持ちよく選んでもらう一言
第五章:弱みやピンチを逆手に取る一言
第六章:安さに頼らず、感動を届ける一言
第七章:お客さんが誰かに話したくなる一言
第八章:常識に頼らず、臨機応変にお客に対応する一言
第九章:お客さんを驚かせる一言