読むだけで心がラクになる22の言葉【本田健】
多くの会社を経営してきた著者は会社の経営関連の書籍のみならず【人】に関する心の在り方についても様々な形で執筆されている。
本書はたったの140ページ。人によってはものの数分で読み終えてしまうほど。詩集のような感覚で読める。
テーマとしては人の心を中心にお金、人生、恋愛など人にまつわることに関してはすべてといった感じを受ける。
何事も人が起こしていることゆえ、その根本が人間であること、またその人間は多くの場合感情によって動かされていることからその本質を知って辛い感情と上手に付き合っていこうというのが今回の本の趣旨。
多くの自己啓発本や中国の陰陽思想もだが起きている現象に対して必ず裏と表がある。それが1:1ではないにしても完全にどちらかが10であることはない。
一見、悲しいことが起きているようでも実はその裏には嬉しいもしくはその人のためになることが隠されている。このことを知って生きていけば考え方も楽になるのではないか?そんな感じが紹介されている。
人生で悩むとき、それは仕事でも生活でも。一冊の本でほんの少し自分の凝り固まった考え方を変えるだけで救われ、その方向転換が結果大きな幸せにつながっていく事はこの本だけに限らないと思う。