売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方【竹内謙礼】
少し本としては古めではあるが、人の心を動かすキャッチコピーの作り方の基本は学べるのではないかと思う。
著者は販促戦略、新規事業などのアドバイスをする経営コンサルタント。
個人的な印象では形の整ったビジネスというより、少し泥臭い商売に強いイメージがある。
ほぼ、読み物のような雰囲気で各章を読んでいき、要点をまとめていけばとりあえずは素人なりのキャッチコピーは作れるようになる気がする。
本の最後に使いまわし辞典として求めているジャンル別(お得感を出したいのか!?流行を伝えたいのか!?お悩みを解決したいのか!?など)にキーワードが羅列してありそれらの組み合わせでもそこそこのキャッチコピーが出来上がる。
キャッチコピーを作ると考えるとどうしてもその人のセンスやこれまでの経験が優先されるのではないか?と思われがちだが、この本ではキャッチコピーは法則にのっとって作ることが出来る!という点が素人にも手を出しやすいところ。
方程式のように必要なキーワードを揃え、並び替え、仕上げることで完成する「公式」があるということ。
もちろんそのやり方が本書のメイン。これを学ぶだけでも十分な価値があるのではないだろうか?
目次
序章:一億総キャッチコピーライター時代
第一章:「実録レポート」キャッチコピーをつけただけで売れた!変えただけで売れた!
第二章:キャッチコピーづくりの基本は「強い言葉」探し
第三章:キャッチコピーは「公式」で考える
第四章:キャッチコピー、この変化ワザを磨け!
第五章:売れるキャッチコピーを見つける生活習慣
特別付録:キャッチコピー言い回し辞典