多動力【堀江貴文】
2018/10/20
事業家としてちょっと飛び出しちゃってるイメージを持たれているホリエモン。大きな事業をいくつも手掛け時にはメディアを賑わすような(これも作戦?)事柄をおこしSNSでも炎上もなんのそのというキャラクターがもはや確立されている。
ここまで有名になり多くの実績をもっていれば賛否両論出るのは当然でどのようなやり方が絶対という事はないと思う。
もろを自身もホリエモンの考え方、行動に100%賛成か?と問われればYESとは答えないが本質的に共感できる部分はたくさんある。本書でも結構過激な書き方をされているがそれはある意味人に注目してもらってその本質を理解させるためのトークであって、なにもそのまんま受け取る必要も無いように感じた。
日本での教育というのも一つの洗脳でこれが正しい生き方のように習っていく。このような悪しき習慣から抜け出し効率を重視した生き方をした方がいいんじゃないの?というのが大まかに言いたい事なのかな?この部分に関しては共感できる。
逆に極端に人の気持ちを無視したようなやり方でもOKといった考え方は感情で動く人間と共に社会をつくっていく上では偏った考え方ではないかな?と思い、この辺りは反対意見。だって、この本の通りにみんながみんな動いたら何もまとまらないような気がするから。
リーダーの資質としては学ぶべきことというか最終的には自分が必要とするか否かは自分で判断するとしても知っておいて良いと思われることがたくさん書かれている。そしてホリエモンの能力を持ってできるもので誰しもができるわけではない事もたくさんある。
世の中ITの劇的な進化に伴ってこれまでの習慣や教育が追い付いていない部分は確かにあると思う。使えるものは使い、無駄なものは排除する。もっと効率的に世の中をすすめるにあたっては必要な事がらかも知れない。
本書では自分で着地点を見つけたらそこまで最短距離で活動せよ!といったメッセージが感じられた。
目次
第一章:一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
01すし屋の修行なんて意味がない
02三つの肩書きをもてばあなたの価値は1万倍になる
第二章:バカ真面目の洗脳を解け
03ベストセラーはコピペ本
04手作り弁当より冷凍食品のほうがうまい
05見切り発車は成功のもと
第三章:サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
06まずは、一つのことにサルのようにハマれ
07飽きっぽい人ほど成長する
第四章:「自分の時間」を取り戻そう
08経費精算を自分でやるサラリーマンは出世しない
09電話をかけてくる人間とは仕事をするな
10大事な会議でスマホをいじる勇気をもて
11おかしなヤツとは距離を取る
12仕事を選ぶ勇気
13「君の名は。」がヒットした理由
第五章:自分の分身に働かせる裏技
14自分の分身に仕事をさせる技術
15教養なき者は奴隷になる
16知らないことは「恥」ではない
17なぜ、デキる人は「質問力」が高いのか
1899%の会議はいらない
第六章:世界最速仕事術
19すべての仕事はスマホでできる
20仕事の速さはリズムで決まる
21ヒマな人ほど返信が遅く忙しい人ほど返信が速い
22刑務所にいても一度もメルマガを遅らせなかった秘訣
231晩10件ハシゴしろ
24仕事の質は睡眠で決まる
25さよならストレス
第七章:最強メンタルの育て方
26恥をかいた分だけ自由になれる
27小利口はバカに勝てない
第八章:人生に目的なんていらない
28永遠の3歳児たれ
29資産が人を駄目にする
30ハワイに別荘なんてもつな
31人生に目的なんてない