稲盛和夫の実学【稲盛和夫】
2018/10/20
独立・起業をして組織を運営するにあたり会計という言葉を聞くと、なんだか税理士や会計士にお任せしてるんで・・・とか、レシートの山を渡すと項目ごとに分類して一つの表になって戻ってくる、それでもって税金やらなんやら。。。
実際に小さな会社であっても会計は必ずついてくる。おにぎりを販売するお店であっても。そこでどうしても商売が終わった後の「処理」という意味合いで利用する印象が強いと感じている人も多いと思うが本当は目的あっての結果を見るためのモノ。
経営者が少し後回しにしがちな会計の数字への意識を変えてくれる一冊。個人的には「なるほどこのような考え方で捉えてもよいのか?」という発見がいくつもあった。
経営者にはやることがたくさんあるがこの稲盛さんの言葉
会計がわからんで経営ができるか!
に、反省と学びの機会を与えてもらった気がします。
目次
序章:私の会計学の思想
1.私の会計学はどのようにして生まれたか
2.私の会計学の基本的な考え方<本質追及の原則>
3.私の会計学と経営
第一部:経営のための会計学
第一章:キャッシュベースで経営する
第二章:一対一の対応を貫く【一対一対応の原則】
第三章:筋肉質の経営に徹する【筋肉質経営の原則】
第四章:完璧主義を貫く【完璧主義の原則】
第五章:ダブルチェックによって会社と人を守る【ダブルチェックの原則】
第六章:採算の向上を支える【採算向上の原則】
第七章:透明な経営を行う【ガラス張り経営の原則】
第二部:経営のための会計学の実践(盛和塾での経営問答から)
経営問答1.先行投資の考え方について
経営問答2.大手との提携による資金調達について
経営問答3.拡大による借入金の増加について
経営問答4.経営目標の決め方について
経営問答5.「原価管理」の問題点