常識としての世界の哲学/知的時間を愉しむ会
2017/09/04
大学生時代にも哲学という分野は全く触れていないのでタイトルにあるように「常識としての哲学」についてすら知識はかけている自分。
色々な分野を学んでいると必ずどこかの隅から顔を出す哲学と言う分野。いったいどんなものなのだろうかとまずは概論を知るために手に取った。
まさに初心者にはうってつけの本であった。それぞれの時代の有名な、もしくは世の中に影響を与えた哲学者の功績、どんな人だったのかなどの伝記的な概論が記されている。
未だ一冊だけでは哲学者の名前と功績とが一致しないまま読み終えるような状態。考えを膨らませてそれぞれの主張が歴史と共に学問になってきた。
東洋と西洋との違いも面白い。これを機に少し各論を知りたいと思う。
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本書もくじ
序章:哲学・総論ー「哲学」についてのウォーミングアップ
第一章:古代の哲学ー古代ギリシャの知の礎を築いた哲学者たち
第二章:中世の哲学ーキリスト教徒ギリシャ哲学の融合
第三章:近世の哲学ー自然科学の発達に伴って変革を遂げた哲学理論
第四章:近代の哲学ー社会構造の変化から、人間を中心にした思索が始まる
第五章:実存主義ーヨーロッパの主流派に反し、「存在」とは何かを問う
第六章:現代の哲学ー既存の価値観を疑うことから、新たな潮流が生まれ続ける
第七章:東洋哲学ー「無我とは何か?」をめぐる思想