克己心~自分自身に打ち克つ心~

克己心

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moromoroはこの「克己心」という言葉を大事にしています。

 

はじめにこの言葉を覚えたのは高校生の時の国語の授業だったかなぁ~教科を読んでいて出てきた言葉で意味が分からず辞書で調べた時なんだかスッと腑に落ちる感じがあった感覚を今でも覚えています。

克己心とは

克己心とはその字のごとく己に克つ(勝つ)心。辞書で引き言葉で見ると単に自制心、欲望、欲情を抑えるといった表現になっていますが、moromoroはもう少し心の内側から自分自身をしっかりと観察しているような深い意味に捉えています。

 

昨今の社会人(ここでは一般的なサラリーマン)への道のりは学生の頃のテストから運動会、入学試験に就職活動。その後社会に出ても営業成績で競争し、他人と比べて白黒ハッキリと!

 

我々は常に勝敗の連続を経験していく社会に生きているように思います。

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克己心という言葉の意味。敵・味方という観点からみると一番の大敵が自分自身だという事です。そして少し精神論的になりますが自分の思うような結果に至らなかったのは「自分自身に負けた」結果のあらわれであって環境のせいでも他人のせいでもないという事です。

 

テレビを見ていると試合後のインタビューでスポーツ選手から聞く機会が多いこのフレーズ。   負け試合後のインタビューで

 

「自分が至らなかったです。。。」

 

きっと普段から克己心なるものを意識してか無意識にか、自分自身と闘いながら能力を高めているという意識が強いゆえの発言なのでしょう。

 

 

観ている側からするとあの接戦は運が悪かった!あそこの会場だから仕方がない!など外的な要因を当てはめたい気持ちになる事もあるでしょうが戦っている本人からすればそれはあくまで自分自身の問題なのです。

 

ビジネスにおける自分自身との闘い

これはビジネスでも同じです。雇用されているサラリーマンであっても自分一人で稼いでいる個人事業家も経営者も。

 

 

ビジネスの世界では結果が求められます。目標を立てそれに向かって行動し結果に至らなければやり方を変える。そういったサイクルを繰り返しながら成長し利益を上げていくものです。

 

 

もちろん毎回うまくいくわけではないですし自分の計画通り進むことはむしろ少ないのではないでしょうか?売上が上がらない。。。これは今日本が不景気だからだ!お客さんの嗜好が変わったからだ!ネットの仕組みが・・・



確かに外的な要因もゼロではありませんが、これは自分自身でコントロールしようがないのでここに抵抗する意味はないですよね?変化している環境に対してどのように対応していくかが仕事をしていく上での使命です。

 

 

特に人の上に立つ立場の人、いわゆるリーダーのポジションであればより一層この克己心が必要になってきます。人は皆それぞれ価値観が異なります。それを組織として同じ方向に導かなければいけないので良い妥協点を見つけながら統率する必要があります。

 

 

自分自身が決めた方針に則り、その軸がぶれないように皆の理解を得て前に進む。当然その過程では反発があったり離れていくものがいたりと心を揺るがすトラブルが絶えまなく起きるものです。そこで周りの反応にあわせてあっちへ対応、こっちへ対応してしまうと”あのリーダーは何をしたいんだろう?””リーダーの考えていることがわからない”などとついてきてくれている部下まで心の距離が離れてしまいます。ここでリーダーシップを発揮するためにはしっかりとぶれない自分の軸を貫き通す心です。

 

気持ちが全て?

こんな話をしていると「気持ちの持ちよう一つですべてが何とでもなるのかい!」なんていう問答になったりしますが半分正解で半分間違い。極端な考え方をすればどんなことも当てはまらずうまくいきません。あくまでも心構えという意味です。

 

 

何かを成し遂げた人、多くの人とかかわりを持って仕事をしている人、その多くの人達はたとえこの言葉そのものを意識せずとも実質的に自分自身に克ち行動していく事を続けた結果、現在の環境があるのでは?と思います。多くの成功者が見えないところで凡人の頭では考えられないくらいの努力をしているものです。

 

論語からの引用~克己復礼~

論語(顔淵篇)にある克己復礼はまさに人間の人格を高めるためにある言葉ですね。うわっつらの礼儀ではなく、自分がやりたい事と相手がしてもらいたい事その調和を図るようにしていく。それは自分が確固たる自分をもっていないとできない。

【克己復礼】 自分の良心・理性に従い様々な私欲・煩悩を省き人間の踏むべき礼に従って行動する事。 人格を高める行動。論語で言う仁の精神。

  「天才」と「秀才」の違いについてはどうでしょう?この差を論じられることがあり天才は生まれ持って、秀才は努力が・・・という風に捉えられることが多いのですが、アメリカの教育者エルバート・ハバードの言葉に次のようなものがあります。  

『天才とは、たえまなく努力を続けられる人間である。やるきをすっかりなくさない限り、失敗はありえない。「自分の内部から生まれる敗北」以外に敗北はない。われわれの「心の弱さ」以外に超えられない障害などない。』                                      ~Elbert Hubbard 思想家・作家~

  まさに克己心ですね(^^)東洋・西洋関係なしに大切な事への概念に共通点があります。

 

有名なエジソンの名言

克己心と成功を紐づけて考えていると、エジソンの名言「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」が連想されます。

 

このエジソンの名言、数字的に1:99だからどうしても99に重みを感じ努力することが大切なんだという教育を受けていますが、これの意味するところは1%も含めて両方必要だという事です。

 

どちらが欠けても天才ではなくこの比率の調和が必要なんでしょう。1%のひらめきを出すためにも継続的な努力が必要、継続的な努力があったから1%のひらめきが出る。

 

天才=成功ではないと思いますが、ビジネスの世界に置き換えて解釈すればチャンスを掴むためには準備が必要だという事です。

 

「自分」の可能性は自分が決めています。「限界」もしかり。どこにも絶対的な基準はないんです。

 

moromoroへの戒め
克己心に打ち勝てば能力は青天井なのではないでしょうか??クゥ~~っキツイ!

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