ゼロ/堀江貴文
2018/07/16
塀の中からでてきたホリエモン。
世の中一般的には金の亡者という印象があり、自分も例外ではなかった。
この本は塀の中に入りその中での生活(といっても主にホリエモンの頭のなかでの考え方の移り変わり)から出所してからの未来についてまでを赤裸々に語られていると思われる本(笑)
本人いわく、これまで自分自身のプライベートな事は語らずに来たがこれを機に語ってみようと思ったという事で育った環境や家庭環境について詳しく話している。
ウソを書いているとは思わないがホリエモンの事だから何かの戦略か!?とは少し思いながら読み進めた。書いてあることを事実とするのであれば「こころ」の成長に大事な時期に過酷な環境にいたという事は社会に出てからのあの評価の受けようは納得がいく。
そして、素直にこの本をとらえるならやはり世間で大きな事をおこせる人は地道で大変な努力をしているという事。これはホリエモンに限った事ではない。
大きな事というのは単に本人の成功という事ではなく世の中に良い影響、変化を与えたという事。技術でも産業でもとてつもない努力の結果なんだと思う。でも本人たちは没頭しているので努力と思わない、もしくは大変だけどこんなもんだといった程度の意識だからあえて努力をしたとは口にしない。
この本を素直に受け止める気持ちで読めば仕事に対する考え方、生き方について希望が持てるかも知れない。
サブタイトルの「なにもない自分に小さなイチをたしていく」
読み終えた後にこの言葉を読み返すと努力の結果を感じグッとくる。
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本書もくじ
第0章:それでも僕は働きたい
第一章:働きなさい、と母は言ったー仕事との出会い
第二章:仕事を選び、自分を選ぶー迷い、そして選択
第三章:カネのために働くのか?-「もらう」から「稼ぐ」へ
第四章:自立の先にあるつながりー孤独と向き合う強さ
第五章:僕が働くほんとうの理由ー未来には希望しかない