仏教 心を軽くする智慧/斎藤孝
2017/08/21
タイトルにでかでかと「仏教」と書いてあるがこれは宗教の本ではない(^^;
仏教の考えを現代のストレス社会に活かすことによるメンタルマネジメントを行ったら良いんじゃないのか?という事を訴えかける書。
仏教と聞くとやはり宗教であり宗教というと新興宗教の様々な事件などから怪しいという印象を得るものも少なくないだろう。
しかし元々、仏教というのは人を深く観察し苦しみ、つらさから解放されるようにと考えてきた分野であり人間生活の根底の考えなどをうまいこと話しているもの。
この本はそんな仏教の怪しいという印象を払しょくし日常に活かしてほしいという著者の意向が良く分かる。何気ない社会での行動がお経の中で話されていたりと接点を上手に表現している。
読んだから精神的に楽になるといったような短絡的な事ではなく様々な視点があるという事を学べたらよいと思った。
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本書もくじ
第一章:忙しい人ほど仏教が必要だ
第二章:ビジネスにこそ「慈悲」を
第三章:逆境に負けない心をつくる
第四章:ブッダの「悟り」を追体験する
第五章:日本に伝わり根づいた仏教
第六章:仏教をより詳しく知るためのブックガイド