心にいどむ認知脳科学/酒井邦嘉
2017/09/03
覚えているっていうのはどういうことなのだろうか?また、それを忘れるってなぜ?忘れたい事は忘れられないのに忘れちゃいけないものは忘れる(笑)
認識される意識、無意識的に認識している事柄。
記憶というメカニズムを中心に心の機能についての書。
ニューロン同士の構成やそのプログラムのされ方など結構専門的な話が多く、読み物としては不適かと思う。
実験結果などからの考察もあり本としては薄いけれど専門書的な要素が多く内容は濃い。
1999年の書なので現在の認知脳科学はもっともっと進んでいる事と思うがベースになる部分や過去の実験という意味では十分な役割を持つと思う。
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本書もくじ
1.脳から心へ
2.目で見る・脳でわかる
3.記憶すること・忘れること
4.認知記憶システム
5.認知記憶のニューロン機構
6.心にイメージを浮かべること
7.意識のトップダウン仮説
8.無意識下の記憶