占いとユング心理学/秋山さと子
2017/09/03
ユングが無意識についての研究をしていて歴史的な東洋の易が自分の研究している無意識を表しているものと同じだと共感し興味を持った。
こういった研究に没頭しながらもちょっとした視点の違いを新たなテーマとして加えていくという発明的な感覚が歴史的な学者には多いように思える。
ユングの無意識に対しての研究のあらましと占いに興味を持った経緯、そしてその易とはどんなものなのかと言うところをざっくりと解説している。
それぞれのカテゴリーがとても深いため本当に簡単な部分のみの紹介なので初心者にとってはとても読みやすいし遊びで占いをやってみるという意味でも楽しいと思う。
この一冊のみではもちろんユングの無意識も易についても上澄み程度にしかわからないのでそれぞれについて深く知りたいようであればさらに学ばなければならないと思うが研究の対象としての心理学というのが占いというカテゴリーと一緒になっていくさまはとても楽しい気分になる。
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本書もくじ
第一章:偶然の一致はなぜおこるのか
第二章:なぜ人は占いに頼るのか
第三章:ユング心理学と占いの接点
第四章:易は東洋の精神分析
実践篇:未知の自分を知ろう