一人前になる
”お前もやっと一人前になったなぁ~”すっげぇ~昭和なフレーズ(爆)
一人前っていうのはどうすれば「なりました!」って言えるんでしょう?
辞書で調べてみるといくつか意味が出てきますがここの話の中での「一人前」を考えるに適切かな?と思った表現は
・自分一人で物事を判断し実行できる能力がある人間のこと
・自立した人 、 独り立ちした人間
・技芸などがその道の人間として通用するほどになっていること
こんなところでしょうか。
どうやったら一人前になれるのか?そのための決め手は学歴でもなく、瞬発的なセンスでもなく、
「継続」
じゃないかな?って思うんです。
耳タコものですが「継続は力なり」と言われます。やはりどんなに小さなことでも続けているという事は時間の経過と共に大変大きな結果をもたらしますよね?
そんな一見あたり前のようなことをなぜわざわざ口にするかと言えば、それは実現が難しいから。たとえ小さなことでも継続するという事がなかなかできないからです。よく聞く事柄で言えば3日坊主。皆さんにも心当たりがあるのではないでしょうか?
何かを続けようとした時、どうやってモチベーションを保とうか!?モチベーションを高めていく事によっていかに続けていこうか!?という事に注力します。
しかし、少し見方を変えると大事なのはモチベーションを上げる、保つということより続けていく内容もしくは続けていく事そのものへの「ストレス」との付き合い方なのではないでしょうか?
ストレスの原因となっている要因から逃げない!むしろそこに向かっていくくらいの気持ちで接していく事が、継続して一人前になる事への道の第一歩だと思うのです。
一人前とは違いますがダイエットなんかだとちょっと無理した最終ゴールを目標に掲げます(オマイ何年かけてそのカラダ作ったんだよ(反省))。
しばらくは調子よく体重も減りますがある程度のところまで行くと少し落ちにくい時間帯がやってきます。そして見事に脱落します(笑)計画を立てるとき、目標と同時にそこにたどり着くまでの経過を予測し対応する必要がありますね。
このダイエットの場合であれば先ずは落ちにくくなる時間帯が来ることを認識する。その時間帯に入った時に運動と食事のバランスをどのようにしていけば通過できるか?自分の生活スタイルに無理はないか?をあらかじめ考えておく。こういったことで覚悟ができるので脱落するリスクが減るのではないでしょうか?
ここがうまくいかない事でダイエットに悩む人が多く、それを解消するための仕組みがビジネスとして成功するんですね!”結果にコミット”しておくわけです。
一人前の技術者であれば作業工程の中で同じようなパターンを何度も繰り返しているうちにこの場面にきたらこうする!といったような感覚を持っています。たくさんの異なる場面に対応するパターンを習得し、頭で考えなくても勝手に手が動くようになった時、一人前になったなぁ~と言える事でしょう。
これは物を作るような技術者だけに限りません。営業マンであれば相手が人間だけに、対応するパターンはより多様性に富んでいます。相手の出方、その人との関係性、性格、たくさんの経験と話法を持って柔軟に対応できるようになっていくわけです。これはやはりたくさんの経験を継続して習得していかなければ成しえない事です。(ある程度のセンスや感覚はあるでしょうけれど)まるで人工知能が学習をする工程と似ていますね。
何かを継続して一人前になるということは一人前になりたい目標(着地点)があるはずです。そこにたどり着くまでにどのような事が起きうるのか?予測をしておくことによって対応するときのストレスは軽減し、諦めにくく、継続しやすくなります。
どこまでできたら一人前!?明確な基準なるものはないのかも知れません。一人前になった先にはその道のプロとして更なる鍛錬が必要になってきます。一人前というのはゴールではなくて通過点なのかも知れませんね。
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