人間もろもろ

俯瞰的人間力を鍛えるサイト。心とからだの健康。~人についての理解と不思議を成長に役立てる~にんもろ

リーダーシップ 自己啓発

「小さい事」を鍛錬して積み重ねる

2018/07/22

Facebook にシェア
このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

五輪書

これは有名な宮本武蔵「五輪書-地の巻-」からの一文です。

 

【原文】

三十路を越えて跡をおもひ見るに、兵法至極して勝つにはあらず、おのづから道の器用ありて、天理を離れざるが故か、又は他流の兵法、不足なる所にや。その後猶も深き道理を得んと、朝鍛夕錬して見れば、おのづから兵法の道にあふこと、我五十歳のころなり。それより以来は、尋ね入るべき道なくして、光陰をおくる。

スポンサーリンク




 

日本語が難しいので(汗)もろをでもわかりやすいように書いてみると

 

自分が過去に勝ち続けてきた理由は、自分が兵法を極めていたからじゃなくて生まれつき天才で自然の理にかなっていたからか相手の兵法に欠陥があったからじゃないか?って30歳の頃思った。そこで朝夕に鍛錬を積み重ね続けたら50歳で自然の働きが兵法の神髄に的を得たという話。

 

小さな出来事、訓練の結果、知識・経験の積み重ねを順序良く行うことが大事な事で早くに出来上がるという事を願ってはいけないという戒めなんです。

 

これを現代のビジネスにあてはめてみると、独立して仕事をするなんて言うことはまさにこれにあてはまる事。独立後の仕事、それは大雑把な事ではなく細かな人や物の動き方、操作の仕方、それらがまとまった上での全体的なオペレーションとマネージメント。

 

こういうことを知識として、経験として修行しお金を貯め、晴れてリーダーとしての資格が得られたことになる。なんらかの理由で潤沢な資金を持っていると多くの事がお金で解決できます。経営をしていく上での「資質」なるもの以外は。全てお金で解決をし早々に資格を得たかのように振る舞ってはいけないという戒めですね。

 

これは一つの考え方であり、もちろん絶対的なことではないと思います。逆に努力したから、苦労したから良いっていうものでもないというのが今の時代。

一昔前であれば寿司職人になるには皿洗いから始まって、仕込みで何年、〇〇で何年と修行をし握れるようになるころには良いお歳を迎えているというのが常識だった。しかし今はいかに早く「握れる職人」を育てられるか?に注力が注がれており、海外からの研修生などもたくさん寿司職人として独立していっている。

 

また、環境的に十分なお金があるなど事業を興すために苦労して貯金をする必要がない恵まれた人もいる。お金が十分にあれば足りない経験、知識はそれらを持っている専門の人を雇うという事ができるのかも知れない。

 

何が正解かわからないけれど純粋に羨ましい(笑)

 

どちらにしてもトップの資質の大切さは変わらないのではないでしょうか?自ら苦労をして(本人が自覚している、していないにかかわらず)作り上げた組織ではトップの人柄からその経験の重さがにじみ出ていることが多いように感じる。たとえ上記のように恵まれた環境からでもしっかりとしたリーダーシップをとり厚みのある人間になっている人はたくさんいる。

 

しかし比べてみるとお金で解決してきた人には人としての資質が薄っぺらいように感じることが多い。これは何かで測られるものではなく経験・知識・コミュニケーション力などをトータルした人間力の差なのではないか?と思っている。

 

繰り返しになるが何も苦労をすればよいというわけではない。小さな壁を乗り越えるためにどれだけ頭を使ったか?自分のポリシーは何なのか?そういった小さな一つ一つの積み重ねが人間力となり現れているのではないでしょうか。

 

Facebook にシェア
このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

-リーダーシップ, 自己啓発