従業員に遠慮して強く言えない・・・
昨今の日本では人口減少が続いており、どの業界も人手不足であることが多いです。
深刻な人手不足の中、やっとの思いで人を採用できた!という気持ちもあり間違った方向で従業員を大切にしてしまっている経営者がいます。
せっかく入ってきたのに辞められたら困る・・・強く言ってすねたらどうしよう・・・好きなように働かせてあげたほうが・・・
もう本末転倒もいいところです。従業員というのは会社に対して労働を提供し、その対価としてお給料をいただく。この仕組みの中で生活をしているのです。
経営者はその会社の舵をとり向かうべき方向へと指示していく事が仕事です。船を動かす人たちに指示も出せずに怖がっていたらその船はどこに向かって進むのでしょうか?
もちろん感情にまかせて怒鳴り散らして良いということではありません。会社としてやってもらいたい仕事についてきちんと指示を出す。やってほしくない行動に対してはきちんと注意をして修正してもらう。指導者としてごくごく当たり前の事です。
きちんとした指示を出すためには経営者自身がしっかりとした自分の軸を持っている必要があります。
自分の軸というのは会社として運営していく上での線路のようなものです。何が良くて何は悪いのか?判断の基準もその一つです。
これがしっかり定まっていないとある時は右に行け!といい、またある時は左に行け!と指示を出してしまいます。また先のように従業員に気を使って本当は右に行ってもらいたかったんだけど・・・なんて思いながら黙っていて、いざどうしようもなくなってから”やっぱり左に行ってくれないか?”なんていうような指示の出し方ではかえって従業員の気分は悪くなります。
前回右に行ったときなぜ言ってくれなかったんだ!!もっと早く言ってくださいよ!前と言ってることが違うじゃないですか!!
もう、踏んだり蹴ったりです。
それでも会社自体が急降下しているような状態でなければ日々なんとな~く過ぎていってしまうものです。でもこれを続けていたら・・・
修復は傷が浅いうちの方が良いです。しっかりと自分の軸を持ち、自分の意見として従業員に指示を出し会社を運営していけるようにしましょう。
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