異業種・異文化との交流

異業種交流

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  社会人になるとあちらこちらで行われている異業種交流会へのお誘いがあります。その多くが貸切スペースやレストランで様々なジャンルの人が集まり名刺交換をしてお互いにお知合いになったり情報交換したりすることを目的としています。

 

これらの交流会は一つの出会いの場として機能しており、大義名分としてはビジネスパートナー探しというカッコイイ名称で開催されることが多いです。

 

基本的にお仕事上のメリットを優先した会であり、その多くは営業の顧客探しであることが多い印象があります。様々な分野の人と出会えには出会えますので、そこで得られるメリットは人それぞれです。

 

学生の頃は選り好みをして自分が気に入ったコミュニティ-のみで生活をしています。友達も気の合う仲だけ過ごすことが出来るし部活などある程度強制的なコミュだったとしても嫌いなやつは避けることが容易でした。

 

一方、社会人になると気が合わない人とも一緒に働かなければならないし、あわない人が上司だろうと部下だろうと選ぶことが出来ません。またサラリーマンなどの会社員をはじめ多くの働いている人が自分のいる組織でその一日のほとんどを過ごすという生活になっていきます。  

 

この異業種交流会というのは考え方の一つとして自分自身を別世界に投げ込んで再評価する事だとも思っています。人は皆自分の人生しか経験していません。どんなに出会った相手が自分と考えが違ったり、通ってきた道が違かったりしてもその人にとってはそれが100%の人生なのです。

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この通ってきた違う道について意見交換ができるというのは自分の価値観を多面的にみる良い機会だと思います。お互いのためになる意見交換は名刺交換レベルではなくある程度仲良くなってみないとできないかも知れませんが。

 

自分が生活してきた、もしくは働いてきた環境で「そんな事ありえないだろ~!」と思っていたことが実は当たり前のように行われている世界があります。

 

 

自分は営業の全てを知ってる!物を売るにはこの方法が一番だ!と確信を持っている人がいたとします。意見をいろいろ聞いていると他の業種でもっと効率よく販売できる方法が見つかった!これは自分の業界にも生かせるかも知れないということはざらにあるわけです。

 

  自分の世界だけですっかりできる気になってしまっていると「井の中の蛙」になってしまうわけです。  

 

異なる分野で生きてきた様々な人たちと話していて面白いのはそのところどころで共通点があるという事です。

 

例えば先の話に繰り返しますが同じ「営業」という職種ひとつとっても売るもの、売る相手、年齢層、性別などなどが違っていれば、もちろん一番良いとされている売り方も違うはず。ちょっと他の畑の売り方を自分の畑に持ち込んでみたらこれまでのマイナスな部分が解消されるんではないか!?とかより相手に喜んでもらえるのではないか!?といったヒントに繋がったりします。

 

そしてこの違う世界のパターンをたくさん知る事で自分の見識が広がり結果として仕事の成績があがったり、人とのコミュニケーション能力が増したりと、人としての成長が見込まれるわけです。

 

何より他業種・多職種の人達と交わる事で色々な人の気持ちが理解できるのは自らの器を広げるにはとても有益なのではないでしょうか?   どのような目的を持って参加するかは人それぞれですが、その目的の一つに自分の見識を広げるという事を掲げるのであれば考え方の違う人の気持ちを理解する訓練として一つの参加方法になると思います。

 

もちろん根底に相手を理解する気持ちがないとダメですけどね!   昔、良く学びよく遊び・・・なんてこと、よく言われましたがそういうことですよね。これはあちらこちらで遊んで、家に帰って良く勉強してととらえても良いしあちらこちらに遊びに出かけることで普段学べない事が学べると捉えても良いですね?  

 

しかしこの異業種交流会では結構間違った参加の仕方をしている人が多いです。

 

最たるものが  「名刺コレクター」(苦笑)

 

説明の必要はありませんが様々な会社の名刺、中には誰もが知っているような有名企業のものも。そんな名刺をもらって名刺入れがパンパンになるのを喜んでいるタイプ。ゴール設定があまりに安直で近すぎます。

 

このような場での名刺交換ってお知り合いになるための単なるきっかけですし、その後の連絡や忘れないようにするために交換する物。この手のタイプは名刺でなかったとしても何らかのコレクションと似た満足感を友達に披露するタイプでもありますね?

 

私〇〇会社の誰誰さん知り合いなんだ~~!

 

moromoroも芸能人と知り合いになったらコレやっちゃうかなぁ~~(笑)

 

名刺をもらって満足となればその後の発展は期待できません。不要な保険販売のカモになるくらいでしょうか。そういうのを切り抜ける経験もまた異業種交流会参加の一つのメリットかも知れませんね!

 

これとは逆に名刺交換したらすぐ友達タイプ。ビジネスな場を想定しての交流会では出会いの先に仕事があります。仕事と言ってもやはりそこにいるのは人と人。

 

交流は全てがビジネスライクという風にはなかなかいきません。やはり感情を持った人間同士のやりとりがそこには不可欠です。いきなり第三者に知合ったばかりの人を長年の付き合いかのように「この人が全部面倒見てくれるから!」のように紹介されたら、それは感情の歪みがしょうじますよね?

 

それ以上に仕事というのはお互いをリスペクトしながら信用を持って行っていくものですのでこの手の人を信用できるのか?という疑問が出てきてしまいます。

 

異業種交流会だけではありませんが、新たに出会った人とこの先の仕事を考える場合においては、まず自分の知識・経験などからこの人にどのようなアシストができるんだろうか!?と考える事から始めると良いと思っています。

 

どうしても助けてもらいたい(商品を買ってもらいたい)気持ちも多くあるのだと思いますがそれは相手も同じ。先に自分がやってあげられる事(サービスの提供)を提案することで相手からも良きアドバイスがいただけるのではないかと思います。

 

異業種交流会はただの飲み会で仕事には役立たないと考える人もいますがこれまで書いた通りどういう目的で参加するかによると思います。その場での商売を考えるならば確かに役立たないかも知れません。

 

異業種交流会に限らず今の自分の世界感は限定的であることを胸に見識を広めていくと良いと思います。

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