ディズニーサービスの神様が教えてくれたこと【鎌田洋】
著者はディズニーランドの元清掃員。トレーナーとしてキャストの教育に当たっていた方。
ディズニーランドといえばサービスに関しては様々な業種が勉強に来るほど有名な場所。まさに夢の国。
単にサービスというと日本では少し軽く感じる気がする。日常だと”無料”といったニュアンスで使われる事すらある。
もちろんこの本で伝えたい事はもっともっと深いところで日本語に置き換えれば「おもてなし」がしっくりくるだろう。
来園したゲストに対し本当に心からのおもてなしと言うのはどういったことなのか?それはもちろんマニュアルで出来る事ではなく単なる人間関係の延長線上にある。
相手の心を読み今何をしてほしいのか?その先をさらっと提供できるサービス。言葉で伝えるのは難しいためこの本では4つの例を物語調で語られている。心からのサービスと言うものは感動する。
帯にも書いてあるが人のいる前で読まないこと。情景を思い浮かべると自然と涙がでる。逆にこれを読んで情景を思い浮かべても何も感じられない人にはこのようなサービスの良さは響かないだろう。
与えることは最高の喜びなのだ。他人に喜びを運ぶ人は、それによって自分自身の喜びと満足を得る-ウォルト・ディズニー-
目次
はじめに:”サービスの神様”の正体とは
第一話:オレンジ色のラブレター
第二話:迷子の良心
第三話:色あせたチケット
第四話:希望のかけ橋
おわりに:ハピネス!サービスの神様が届けたかったもの