【辞書】
いきあたりばったり:計画を立てないで、その場の成り行きにまかせること。また、そのさま。
良いように受取ればすっごい柔軟性が高い行動ともいえます(笑)。これ、仲間と一緒に遊んでいる環境であれば良いですが(中には遊びであってもある程度の秩序が欲しく、良くないって人もいると思いますけど)仕事でこれやったら完全NGですよね!?
目次
いきあたりばったりにならない計画とは?
仕事をすすめていく際に一般的に使われているのが、
計画(Plan)⇒実行(do)⇒評価(check)⇒改善(act)というPDCAサイクル。
ビジネスの世界ではまず、計画ありきです。
昨今のネットビジネスなどスピードが求められる場合はとにかくPDCAサイクルを早く回していく事に重点を置いています。
以前は段取り八分なんて言う言葉もあるくらいですから、目標に向かってどのような経路をたどったら効率的でしっかりと目標が達成できるのか?をじっくりと計画しそれにしたがって実行する。計画に時間・労力を多く配分する事が一般的でした。今でも業種・業態によってはこちらが重要視される場合もあります。
世の中100%予定通り行く事なんてありえないのである程度(ここの加減で頭を悩ませる)の計画で実行する、その計画による実行がいかがなもんだったか?について検証し良し悪しを評価します。イマイチだった点を改善しより良い仕事ができるように改善していくというサイクルです。
計画は不要!?
時々Youtubeやブログの記事でビジネスに計画は不要!といったニュアンスのタイトルを見かけますが、これは言葉のあやであって見ている視点が違うというだけかとmoromoroは思っています。
「計画は不要論」ではこの100%の計画を20~30%でスタートして良いよと言う意味かと捉えています。多くの人が80~90%の出来を想定して計画をしてしまうので実行までのスピードが遅くなってしまうというアドバイスです。
しかしこれが完全なる無計画で、いきあたりばったりとなれば、このサイクルにおける行動は何一つあったもんじゃないわけです!
いきなりdo、そしてdo、からの~doです(笑)
遊びでの計画・無計画
moromoroは個人的に、計画しない旅、計画しない遊びであったとしても「今回は計画なしで行こう!」という計画をしたいタイプです(ややこしい)。
実際計画をしないことを決めても無計画の定義は人それぞれ違うので、それぞれが別々の行動計画をざっくりと頭の中に描いて「あ、せっかくあの辺行くんだったらあれ食べたいなぁ~」なんて思っているもんです。人によっては観光地に来たらそこの名産を食べるのが当然だ!位に思っている人もいて、いざ、お食事の時間になって想像以上に食べるところが見つけられなく「飯、ここでいっか!?」なんてどこにでもあるような全国チェーンのお店に決定するとなるとmoromoroはがっかりしちゃうんです。
まぁ、そこで「せっかくなんだからご当地の食事が食べられるお店に入ろうよ~~!」と、言い出せば良いんでしょうけれどその場の雰囲気とかなんかここは流れで行く事を愉しんでるのか?とか考えて中途半端な気持ちになったりして、結果満足いかない消化不良な旅になってしまったりと。。。
いきあたりばったりな上司・部下
仕事ではこの気持ちが取引先や社内の相手に代わるわけです。たとえ社内の仲間だったとしてもいきあたりばったりの仕事をしていると完全に相手を振り回してしまします。部下であればいきあたりばったりな仕事をしていれば上司に怒られるだけですが、上司が行き当たりばったりで仕事をやるとその下で働く人たちはたまったもんじゃありません。
段取り八分仕上げ二分というじゃないですか(2回目の登場)。ホントそう思います。ちょっとした事業計画であれば20~30%程度の計画を立てていればあとはその先行動するのみ。もちろん先ほどのPDCAサイクルは考えるんですが、とにかく始めてみる。
しかし明らかに段取りをしないで始めるとずっと良いか悪いかを考えながら仕事をしていかなければいけないため問題にぶち当たったとき思い切った判断ができない、行動ができないという結末になりいつまでたっても軌道修正が効きません。
そもそも計画がないということは軌道がないので修正もクソもないのですが・・・
問題なのは段取りをしないで仕事をすすめると自分がやっていることがあっているのか間違っているのか、もっといい方法があるのか無いのか自分の立ち位置がわけわかんなくなっちゃうのです。きっとこんな上司は自分自身わけわかんなくなっちゃってわけわかんない指示を出し始めているのです(クソ)
しっかりと計画し段取りしていれば「あ、ずれたな。でもこれでもう少し様子みようかな?」「この辺まで行ったら別の方向考えようかな?」って次の判断ができます。計画を立てて行動する事と、いきなり行動する事の差で一番大きいのは自分に(会社に・リーダーに)基準(軸)を作っておいてそこからずれたか?否か?が、分かるという事です。
おもしろいことに基準も作らずに行動しはじめると良し悪しの判断が必要な時に自分に都合の良いように下してしまうものです。そもそも目的地への道のりがどこ経由なのかわからなくなってしまい望んでいた着地点すら見失ってしまいます。
いきあたりばったりな行動癖がある人は、なぁ~~んとなく事をはじめて何か思ったことと違うな~~じゃぁ~やめてみようか~~あぁ~うまくいったなぁ~~やっぱりこんな感じがいいんだなぁ~~と時を過ごしてしまします。すべてが運まかせ。
無計画いきあたりばったりな行動をたとえとっていたとしても、人は計画した時としていない時を同時に生きることができない(比較はできない)のでそれでうまくいっちゃっていると勘違いしているわけです。ポジティブな人と評価されることもあるかも知れませんが、うまくいかなかった現状に対してポジティブな思考を持つ事と、何も考えずに行った結果をポジティブに考えることは別の事です。後者は単なるバカじゃないですか?(本人は幸せかも知れませんが)
こういう上司や部下に対して、計画するともっと効率良いかもしれないよ!なんていう話をしても自分に経験がないから聞く耳を持ちません。聞く耳を持たない人は既にその時点で思考停止状態。ここからの成長は望めませんね! (こちらの記事も併せて⇒「聞く耳を持つ」)
いきあたりばったりな人に出会ったらこう対応しよう!
周りをみわたしてみて無計画・いきあたりばったりな仕事をしている人をみつけたらそっと離れましょう(苦笑)
会社などの組織に属しているとそう簡単には離れられないかも知れません。何もすぐさま転職する必要もないです。今よりも少し距離を置けば良いのです。
しかしその状態をいつまで続けますか?
もし行き当たりばったりな上司が船長だったら。その船に乗って目的地までご一緒します??日本⇒アメリカに行くはずが気づいたらオーストラリア。「おぉ~大自然があっていいねぇ~少しゆっくりして行こうか!」なんて。
その人と一緒にいてもなかなか目的地に到着しないか、ひどく遠回りさせられる可能性があります。。。組織も一つの船ですが、自分の人生も船です。
上司やリーダーからの恐ろしい言葉・・・
「とりあえずやってみよ!」
ただし、先の計画を80%~90%にする例のようにあまりに完璧主義になってしまい、なかなかDoに進めないという問題を抱える人もいます。
副業や独立を目指しているなら
独立をしたいと思っているのに、、、新しい企画を試してみたいと思っているのに、、、
実際どんなビジネスであっても計画通りにいくことはほぼありません。必ずと言ってよいほど想定外な事が出てきます。想定外まで予測をして準備をする人が多すぎます。立派な占い師を使っても予測不可能です。
自分なりに目的地(独立後にどのような売上・販促・集客をするか?など)があり、そのためにやらなければいけない事(販促にはどの媒体を使う、1ヵ月の集客で目標数値が達成できなければ別の媒体に乗り換えるなど)が決まっていれば「とりあえずやってみよ!」も必要な事があります。
これはもはや無計画・いきあたりばったりではないので踏み出す勇気が必要です。大枠の計画を立てたらとりあえず実行してみましょう!!
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